公開日: 2023-11-20 最終更新日: 2023-12-07
当仁校区では、だれもが住みよい地域になるよう地域住民と外国人が交流する機会を大切にしています。とうにん夏祭りやふれあい文化祭などの地域行事や、当仁公民館でのイベントにも外国人の方が参加されています。
2023年11月19日の日曜日、西日本短期大学のベトナム、ネパール、中国、ミャンマーの外国人留学生21人と当仁校区の住民31人が交流するイベントを行いました。
前半は、和太鼓グループ「当仁太鼓」による太鼓ワークショップで日本文化体験を行いました
今回のイベントは、日本文化体験、交流を通して、地域住民と外国人の相互理解(国、文化、地域など)を促し、安心安全の地域づくりに貢献することです。
前半の日本文化体験は地域の太鼓演奏グループ「当仁太鼓」による太鼓ワークショップです。
当仁太鼓は1988年に福岡市中央区唐人町で結成された小学生~大人まで幅広い年代で構成される地域密着型の太鼓グループです。地域のイベント、祭り、施設等で演奏し、コンサートも行う本格派太鼓集団です。
>> 「第58回とうにん・ふくふくコンサート「当仁太鼓 和太鼓コンサート」が開催されます」を見る
太鼓ワークショップの始めはオリエンテーションです。みんなで輪になって座って、やさしい日本語を使って、関係者挨拶、自己紹介、注意事項の説明などがありました。外国人留学生のみなさんもしっかり話しを聞いていました。
さあ、実際に太鼓を打ってみましょう!ということで、一つの太鼓に、外国人2名、当仁太鼓のメンバー2名がつく、マンツーマン指導です。
当仁太鼓のみなさん、本当に優しく、分かりやすく、がまん強く、そして素敵な方々です。
ドン・ツク・ドン・ツク・ドン・ドン・・・・基本的な太鼓の打ち方を習います。これがなかなか難しい!でも楽しい!なので外国人留学生のみなさんも真剣そのもの。当仁太鼓の先生の教え方が分かりやすく、留学生も打ち方をすぐに身につけてどんどん上手になります。
打ち方を習って、全員で2曲を演奏しました。これがとっても気持ちがいい!全員が心ひとつになった瞬間でした!
当仁太鼓のみなさんによる太鼓演奏も披露していただきました。これがめちゃくちゃかっこいい!留学生のみなさんもすっかり和太鼓のとりこになっていました。
演奏が終わって、留学生一人一人に感想を発表していただきました。もっと太鼓を打ちたい、太鼓の音色がすばらしい、とても楽しかった、などなど発表してくれました。当仁太鼓のみなさんも留学生の話しをうなずきながらしっかり聞いていました。
みんなで記念撮影です。すっかり仲良しです。
約2時間半のワークショップも楽しくあっという間に終わりました。留学生のみなさん、いつまでもバチを持って太鼓を叩きたがっていました。
そして、全員で体育館を掃除しました。モップをかけて、廊下やトイレも掃除しました。太鼓の片付けも全員で行いました。日本の掃除文化体験でもありますね。
当仁太鼓さん、ありがとうございました!
>> 当仁太鼓ウェブサイト
後半は八橋神社に場所を移して食文化交流会を行いました
イベントの後半は場所を八橋神社に変えての食文化交流会です。
八橋神社は五穀豊穣、商売繁盛の神様で、町を火事から守ってくれる火伏の神様としても知られ、地域の方にとても大事にされています。
>> 「八橋神社 – 唐人町を火事から守ってきた火伏せの神様」を見る
食文化交流会では、留学生のみなさんが母国の料理を作ってくれたり、お菓子を持ってきてくれました。ネパールのひよこ豆の煮込み、ネパールドーナツのセルロティ、プリ、パーパド・・・地域住民の方は初めて口にするものばかり。
地域住民、留学生はお互いに質問をしたり、歌を歌ったり、たくさんのことを話したり、などなど大いに交流を楽しんでいました。
地域住民と留学生が触れ合う貴重な機会に
約5時間にわたる国際交流イベントもあっという間でした。
和太鼓のリズムを練習し、みんなでの演奏。それまで全く知らない地域住民と留学生が一体となる感動の瞬間でした。その後の食文化交流会だけあって、心が打ち解け合った時間となりました。地域住民と外国人留学生の相互理解のよい機会となってくれたら嬉しいです。
ご協力いただきました地域住民のみなさん、準備、サポートいただきましてありがとうございました。