唐人町商店街にあるアーケードの東側入り口です。唐人町商店街 1日・15日サービスデー、唐人町と書かれた文字の上部に遣唐使船の絵が描かれています。アーケード内、および入り口の両側に店舗が並んでいます。

唐人町商店街について

公開日: 2021-02-06 最終更新日: 2022-09-06

【商店街】

唐人町の歴史は古く、貝原益軒著による「筑前国続風土記(ちくぜんのくにしょくふどき)」には

家数百五十八軒、其の始高麗人住せり

と書かれ、また青柳種信著による「筑前国続風土記拾遺(ちくぜんのくにしょくふどきしゅうい)」には

往古は唐船の泊りしより此如名あるよし、古老の伝なり

とあります。

唐人町から東に約1.5kmの距離には、海外からの使者をもてなす迎賓館であるとともに遣唐使の出国時および帰国時の宿泊施設の鴻臚館があったことも関係しているようです。唐人町商店街のアーケードには遣唐使船の絵が描かれています。

また、江戸時代には唐人町は黒田藩52万石の福岡城の城下町でした。唐人町商店街は、江戸時代の頃に「唐津街道(小倉~唐津に至る重要な街道)」を行き交う人たちのために商売を行う町屋が集まったのが起源と言われています。

現在の唐人町商店街アーケードの通りは、昔の唐津街道です。アーケード東端には内郭の西の入り口である「黒門」がありました。唐人町には福岡城を守るお寺が多く、吉祥寺妙安寺成道寺善龍寺正光寺大圓寺浄慶寺妙法寺は唐人町八か寺と呼ばれ地域の方に愛されています。

唐人町商店街の周辺はこのように歴史の名残が感じられ、さらに福岡を代表する公園である大濠公園西公園、福岡市立当仁小学校、福岡教育大学付属福岡小中学校などの学校、そして福岡ソフトバンクホークスの本拠地、福岡PayPayドームがあるなど住んでよし訪れてよしの地域となっています。

そんな唐人町商店街は、旧唐津街道のアーケード、明治通り沿い、黒門川沿い、ホークスとうじん通り沿い、アーケード北側の通り沿いに、飲食店、小売店、サービス業など約100軒ものお店があります。歴史がある文教地区で人情味あふれる商店街にどうぞお越しください。

【協力】
郷土史研究家 空 賢司

Fukuokaとうにんナビの対象地域の地図FukuokaとうにんMAPです。中央に唐人町商店街、右側に西公園商工連盟のエリアが点線で、左側にホークスとうじん通りが黄色で表示されています。福岡PayPayドーム、BOSS EZO FUKUOKAが左上に、西公園、大濠公園が右側に図示されています。

林青果

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